語順もユーザーファースト

SEO(検索エンジン最適化)へ直接的に影響してくるのが、Webページに記載されている文章の作文術ではないでしょうか。一般的に作文術というと「起承転結」の順番で書いていく、5W1Hや6W3Hの要素をもれなく記載する、などいろいろ指摘されています。ここで5W1Hは、「When」「where」「Who」「What」「Why」「How」の頭文字をとったもので、6W3Hは、5W1Hに「Whom」「How much」「How many」を追加したものです。これら通常の文章作成術は、Webライティングにも流用できるものもあれば、そうでないものをあります。具体的な文章をもとにSEOにとって有効なWebライティングとはどういうものか見ていきましょう。例文では、重要キーワードとして「タワーマンション」を想定しています。最初に良くない例として、「新規タワーマンション説明会について、○○不動産が***ホテルの催場で、ご案内したお客様を対象に、先日開催しました」。続けて改善された文章が、「先日、***ホテルの催場で、○○不動産がご案内したお客様を対象に、新規タワーマンションの説明会を開催しました」。どうでしょう。どの辺が改善されているかおわかりでしょう。前記の6W3Hの語順を意識しながら文章を作ると素直に読むことができる、と感じてもらえるでしょう。それでは、ここでWebライティングならではの方法もご紹介しておきましょう。もし、重要キーワードを文頭近くで盛り込むのが文書として不自然に感じるようであれば、HTMLの「見出しタグh」を使ってみる、という手があります。前出の改善例の文章に「<h3>新規タワーマンション説明会</h3> <p>先日、***ホテルの催場で、○○不動産がご案内したお客様を対象に、新規タワーマンションの説明会を開催しました</p>」とすれば、簡単に文頭に出せます。このように、一般的な作文術を基本としながら、場合によっては6W3Hの全要素が盛り込めなくとも、あるいは文章として不自然さを感じなければ6W3Hの語順にこだわることなく、ケースバイケースで考えられるようなフレキシブルな対応が求められると言ってもいいかもしれません。