SEO(検索エンジン最適化)において、キーワードに関する各種数値(密度、近接度、突出度など)を調査し、Webサイトのコンテンツにフィードバックしていくのが大切と言われています。このような数値の中で、「キーワード出現率」というのがあります。これは、ある調査対象Webページ内でどのようなキーワードがどのくらい存在するか示す数値です。SEOに効果のある対策として、以前は検索エンジンのロボット向けに、検索クエリから予想されるキーワードをたくさん入れ込めば検索結果上位に入れると言われていた時期もありました。ところが、検索サイト主流のGoogleでは、そのようなコンテンツはユーザーにとって価値あるものではないという判断からアルゴリズムの改善等が行われてきました。確かに、コンテンツの質が良いに越したことはありませんが、そのための手法ばかりがもてはやされ、考え方のベースとも言える「なんで効果があるのか」という根本を突き詰めていないのではとの指摘もあります。結局、地に足のついていない対策ばかり施しても、これからは検索結果上位へ上がってくるのは難しいと言えるのではないでしょうか。そこで先に挙げたキーワード出現率というような数値データ等をもとに、現状を把握したうえで対策をうちまた検証してみる、という科学的な取り組みが必要になってくるのではと考えられます。例えば、PDCAサイクル(Plan⇒Do⇒Check⇒Action)を回すなど、もう少し科学的に進めていくべきではないかというような主張です。このような体系的な取り組みをしていかないと、これからの検索ロボットや検索ユーザーに対して価値あるコンテンツ提供は難しくなるというのです。現在、キーワード出現率といった数値データを調査できるフリーツールもいろいろ公開されています。是非このようなツールを有効に活用しながら、地道な対策が継続されていけば、結果的にSEO対策にもなり検索結果上位に繋がっていくのではないでしょうか。